2023年の冬期は、日本で10年に一度の大雪や低温警報により各地に影響を与えています。
各地の道路状況には、スタッドレスタイヤ装着だけでなく、タイヤチェーン規制も出されるほどの影響が出ています。
とくに「はり たるみ ねじれ 固定」が重要なキーワード
万一に備えて、ここでタイヤチェーン装着の方法を2種類、確認します
方法その1 トラックを動かして巻く
➀取り付けるタイヤの後方、または前方にチェーンを広げ、ねじれがないように敷く。
➁トラックを動かし、広げているチェーンの中心にタイヤがくるようにする。
③たるみがないように整えながらタイヤにかぶせていく。
④最後にチェーンに取り付けられているフックを使用し、張りを調整する。
方法その2 タイヤにかぶせて巻いていく
➀チェーンの内側と外側を確認し、タイヤの上からかぶせる。
➁内側のフックを取り付ける。
③たるみがないように整えながら外側のフックを取り付ける。
④最後にチェーンバンドを均等に取り付ける。
どちらの方法も、たるみなく均等になるように、タイヤに巻き付けることが重要です。
また、数十メートル走行したあと、再度チェーンを確認し、ゆるみがあれば張り直すようにしましょう。
◎トラックタイヤチェーンを巻くときの注意点が4つ
・張り
・たるみ
・ねじれ
・固定
◎チェーンを巻くときに、揃えておいたほうがよいアイテム2つ
・滑り止めの付いたゴム手袋
・頭に取り付けるヘッドライト
チェーンは金属製のものが多く、素手で取り付けをおこなうと、ケガをする恐れがあります。
また、夜間に取り付けをおこなわなければならない場合、明かりがないと非常に困難です。
両手を使わないといけないため、頭に取り付けるヘッドライトがあると便利です。
その他、レインコートや滑り止め付きの長靴など、どのような天候でも作業できるように準備をしましょう。
◎トラックチェーンを巻くときの注意点
チェーンがずれたりしないように、しっかりと張りを確認することです。
理想は、チェーンとタイヤの間に指が入らないくらいまで張った状態です。
もしゆるければ、巻き直しが必要となってきます。
このときにチェーンが片方に寄ったりせず、タイヤの中心に来ているかも確認しましょう。
そして、チェーンにたるみやねじれがないかの確認も重要です。
たるみやねじれがあると本来の性能を発揮できず、チェーンを装着している意味がなくなってしまいます。
また、必要以上に負荷がかかるのでチェーンが破損する恐れもあり大変危険です。
その他余ったチェーンは、しっかり固定するようにしましょう。
余ったチェーンを固定していないと、タイヤに巻き込んだりボディを破損させる恐れがあります。
このように「張り・たるみ・ねじれ・固定」は、重要な注意点なのでしっかり覚えておきましょう。